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下山古墳 (臼杵市) : ウィキペディア日本語版
下山古墳 (臼杵市)[しもやまこふん]
下山古墳(しもやまこふん)は、大分県臼杵市大字諏訪にある古墳。1957年7月10日に国の史跡に指定されている。
== 概要 ==
芝尾地区南側の丘陵にある、全長68メートル、後円部径46メートル、前方部幅37メートルのヒサゴ形の前方後円墳である。後円部には造り出し陪塚が付属している。5世紀中頃の築造と推定されている。
前方部と後円部の境目付近には石甲1基が立っている。大分県で石甲を有する古墳は、下山古墳と、同じく臼杵市にある臼塚古墳の2つのみである。
後円部には、長さ2.5メートル、幅1.3メートル、高さ1メートルの組合せ式家形石棺があり、石棺の蓋には帯状文が浮き彫りされている。石棺からは、1951年(昭和26年)3月に大分県による発掘調査が行われた際に、男女2体の人骨をはじめ、副葬品として、銅鏡、管玉、鉄刀、鉄鏃、鉄ていなどが出土している。
現在は、石棺上には覆屋が設けられるとともに、周囲には芝生が植えられて、整備されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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